ディエス・イレ(金管8重奏) 小泉貴久 作曲

小泉貴久作曲
Takahisa Koizumi

演奏時間:約5分
グレード:5

楽器編成:
3Trumpets in B♭
2Horn in F
Trombone
Euphonium
Tuba

【楽曲について】
通常、Dies irae(ディエス・イレ)とはミサの中のセクエンツィアとして歌われるものである。今日では、死者のためのミサ「レクイエム」の中に使われることが多くみられ、当然歌詞もある。またグレゴリオ聖歌の旋律などの引用もしばしば行われており、完全な宗教音楽である。しかしここでの Dies irae(怒りの日)とは、現代社会の中でやりきれない憤りを感じる出来事があまりにも多すぎることへの「怒り」を文字どおり表現したもので、宗教的思想や死者を弔う意味はない。曲は「激しい怒り」と「静かなる怒り」を対比させた序奏部に続き3つの部分から成っているが、それぞれモチーフやリズムなどを共有しており全体で「カオス」のようなものを形成しているとも言える。技法的には全音音階を多用し和声的に行き着く場所のないまま終結をむかえる。(小泉貴久)

2003年、金沢リングブラスによる委嘱作品。同年10月13日の同団演奏会(金沢市アートホール)にて初演。

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2016年11月10日