「抒情小品集」より4つの小品 E.グリーグ作曲/廣瀬大悟編曲

E.グリーグ 作曲
Edvard Hagerup Grieg
廣瀬大悟 編曲
Daigo Hirose

※CD:「Transition」 Trombone Quartet KLAR (日本アコースティックレコーズ NARD-5069)収録

【楽曲について】

「ペール・ギュント」や「ピアノ協奏曲 イ短調」で知られるノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)が、20代の半ばからおよそ40年という歳月にわたり書きついできたピアノのための小曲をまとめたもの。いわばグリーグにとってのライフワークともいうべき、半生をかけたピアノへの想いが込められた作品である。
グリーグが愛してやまなかった祖国ノルウェーの自然を賛美したもの、おとぎ話や伝説にインスピレーションを受けたもの、等内容はさまざまであるが、豊かな詩情をたたえた曲想は一貫しており、作曲当時から現代に至るまで、ロマン派のピアノピースの重要なレパートリーとして愛好されている。
全10巻、あわせて66曲から成るこのアルバムの第3集から「愛の歌」「ふるさとにて」、第1集から「夜警の詩」「祖国の歌」を編曲した。
トロンボーン・クァルテットのレパートリーにロマン派の作品をもっと取り入れたい、という思いで選んだのが「抒情小品集」である。ピアノ曲をトロンボーンにそのまま置き換えるのは困難な場合もあり、編曲にあたっては原曲を少し変えている部分があることをお断りしておく。
それでも「愛の歌」「ふるさとにて」の、息の長いフレーズを紡ぐことによって生まれる特有の情感や美しいハーモニー、「夜警の詩」「祖国の歌」で聴かれる力強く堂々とした表情は、トロンボーン・クァルテットならではの持ち味がうまく生かされ、オリジナルとはまた違った魅力があるように感じている。(廣瀬大悟)

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2019年10月30日