【トロンボーン4重奏】隅とり鬼ごっこ G.ビゼー作曲/廣瀬大悟編曲

作曲:G.ビゼー(Georges Bizet)
編曲:廣瀬大悟(Daigo Hirose)

【トロンボーンクァルテット・クラール】- Trombone Quartet KLAR
2005年の「第1回トロンボーンクァルテットコンクール・イン・ジパング」での優勝を皮切りに活動を開始。メンバーは今込治(上野学園大学非常勤講師)、上田智美(東京室内管弦楽団)、廣瀬大悟(小松市立高校芸術コース非常勤講師)、黒金寛行(NHK交響楽団)で構成されている。

定価:¥2,750(税込)

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【楽曲について】

ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):隅とり鬼ごっこ(ピアノ連弾曲集「子供の遊び」作品22から第8曲

「カルメン」「アルルの女」でおなじみのビゼーのピアノの腕前は、のちにリストやベルリオーズも絶賛したほど卓抜したものだったというが、残されたピアノ曲は少ない。1871年に書かれた「子供の遊び」は、素朴ながらも機知に富んだ小品集として、こんにちピアノデュオの重要なレパートリーの一つに数えられる。なお、1872年には作曲者自身の手により管弦楽編曲版(抜粋)も作られている。
「隅とり鬼ごっこ」とは、部屋の四隅だけを安全地帯とし、壁に沿って走り回る子供を鬼が追いかけるという遊び。「メロディーによる追いかけっこ」であるフーガの手法が部分的に用いられるなど、作曲者のユーモアが感じられる活気に満ちた作品。 (廣瀬大悟)


【編曲者について】
廣瀬大悟 – Daigo Hirose
富山県滑川市出身。洗足学園魚津短期大学を経て、2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。2006年から富山を活動の拠点とし、独自のプロデュース理念に基づいたステージを制作・発信し続けている。近年の主な公演に「ハナヌスビトの告白」(2014)「脳内焙煎の男」(2015)、「ぶらっく・えぷろん奇譚」(2016)など。トロンボーンクァルテット・クラールのメンバーとして全国6都市で公演を行うほか、Brass Collection、滑川トロンボーントリオなどのローカルユニットでの活動も積極的に行っている。その他、FMとやま「レクサス富山 AMAZING CLASSIC」パーソナリティ、富山市民プラザ主催「クラシック“逆引き”音楽事典」講師、同「音符のおしゃべり」プロデューサー、「クラシックの雫 富山の若き演奏家たちによる室内楽コンサートシリーズ」総合副プロデューサーなど、演奏以外にも活動のフィールドを拡げている。
いっぽうで、トロンボーンアンサンブルを中心とした、管楽室内楽のための編曲を大学在学中より手がけてきた。ジャパン・エックスオー・トロンボーン・クァルテットへの編作提供のほか、洗足学園音楽大学トロンボーン会、山梨トロンボーン倶楽部、仙台トロンボーンフェスティバル、宮村和宏(オーボエ奏者)、ゆめはっと・ジュニア・ウィンド・オーケストラなど、多くの個人・団体から委嘱を受けている。
石川県小松市立高等学校芸術コース非常勤講師。(一社)富山県芸術文化協会平成27年度奨励賞受賞。

2023年3月22日