【オーボエ・イングリッシュホルン6重奏】リヒャルトもみじシュトラウス 岡野貞一作曲/中木明日香編曲

作曲:岡野貞一(Teiichi Okano)
編曲:中木明日香(Aska Nakaki)

演奏時間:約2分半
グレード:4

楽器編成:
2Oboe
4English horn

定価:¥3,300(税込)

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【楽曲について】
もう随分昔の話です。

注文の付ける所が無い程に美しく完成されていたリヒャルト・シュトラウスのオーボエコンチェルトの公開レッスンを聴講したことがあります。
その完璧な演奏に対して、「赤く色づいた葉が、舞い落ちるように」と、ハンスイェルク・シェレンベルガー氏(元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席オーボエ奏者)はアドバイスしました。すると受講生の演奏は激変。広い会場全てが、あっという間に秋色で満たされたのです。観客の私は感動して涙が止まらなかった、という経緯を思い出してアレンジした曲です。
ちなみにその受講生は、当時大学生だった池田昭子さん(現NHK交響楽団オーボエ奏者)でした。

1番イングリッシュホルンに頻出している16分音符4つですが、原曲通り弓を返すように4つ全てタンギングが望ましいです。でも、スラーの方がずっと綺麗に出来るならば、こだわらずにスラーに変えてくださいね。(中木明日香)


【編曲者について】
中木明日香 – Aska Nakaki
4歳より作曲とピアノ、14歳よりオーボエを始める。第1回パリ国際オーボエコンクール他、多数受賞。同志社女子大学卒業、同専修科修了、リヒャルト・シュトラウス音楽院修了、ヴュルツブルク音楽大学首席卒業。ドイツ国家音楽家資格取得、マンハイム音楽大学大学院修了。呉山平煥、岩崎勇、福田淳、フランソワ・ルルー、ヨッヘン・ミュラー=ブリンケン、エマニュエル・アビュール各氏に師事。(ヴィラムジカ奨学生として、クラウス・トゥーネマン氏等と数年に渡り共演。) アウグスブルグ・フィルハーモニー管弦楽団、ブラウンシュヴァイク州立管弦楽団、バーデン州立カールスルーエ歌劇場管弦楽団などの契約団員や、ニュルンベルク交響楽団客演奏者等で活動。絶対音感を活かした編曲はプロからも非常に好評で、奏者、編曲者としても国内外で人気を博している。


2022年11月29日