作曲:F.プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc)
編曲:内田祥子(Yoshiko Uchida)
【トリオ・サンクァンシュ】
池田昭子(オーボエ)、松本健司(クラリネット)、菅原恵子(ファゴット)のNHK交響楽団木管セクションのメンバーによるトリオ。
マイスターミュージックより2枚のCDをリリース。
定価:¥2,750(税込)
ご購入はこちらから Online Shopへ【楽曲について】
20世紀フランスを代表する劇作家、ジャン・アヌイが1940年に発表した戯曲『レオカディア』の劇音楽からの挿入歌。
多くの劇音楽と同様に、『レオカディア』も芝居の全編に渡って音楽が演奏されるのではなく、必要な箇所に必要な形の音楽をつけるスタイルで、プーランクはこの戯曲に各幕の前奏曲など計8曲を書いた。それらのうち、第3幕で女優イヴォンヌ・プランタン演じるアマンダが歌うのが「愛の小径のワルツ」である。過ぎ去った愛の思い出を歌うこの曲はプランタンの名唱によりたちまち話題になり、「愛の小径」として単独のナンバーとして広く人気を博すに至った。以降、今日もジャンルを問わず多くの歌手に愛され、また様々な楽器でも演奏されている曲である。
本楽譜は2作目となる「エディット・ピアフのためのオマージュ」(マイスターミュージック MM-3091)に収録。
【編曲者について】
内田祥子 – Yoshiko Uchida
神奈川県横須賀市出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修士課程修了。
現代音楽作曲家グループ「Composer Group Cue」のメンバーとして、2001年より活動。同グループより、2007年にCD『Composer Group Cue Works』、2011年に『Composer Group Cue × 大田智美〜現代アコーディオン・ソロ作品集』をリリース。
2007年舞台「ヴェローナの二紳士(演出:グレン・ウォルフォード)」の音楽に参加。
2012年「B→C(ビートゥーシー)伊藤圭(クラリネット)」にて「じゅげむじゅげむ~クラリネット独奏のための~」が初演され、NHK-FM「FMリサイタル」にて放送される。
2016年映画「モヒカン故郷に帰る(沖田修一監督)」にて、劇中の吹奏楽アレンジを担当。
演奏家集団「MUSIC PLAYERS おかわり団」の専属アレンジャーとして、2002年より全公演のアレンジを手掛ける。
その他、演奏会やCD、出版、映像作品のための作曲やアレンジを多数行う。特に管楽器を用いた作品には定評があり、演奏会やコンクール等で全国的に演奏されている。
これまでに、作曲を加羽沢美濃、尾高惇忠の各氏に師事。