【トロンボーン4重奏】エリック・イン・ザ・ボックスⅠ E.サティ作曲/廣瀬大悟編曲

E.サティ 作曲
Erik Satie
廣瀬大悟 編曲
Daigo Hirose

定価(本体¥3,000 + 税)

【楽曲について】
エリック・サティ(1866-1925)は、フランス北西部ノルマンディ地方の港町オンフルールにて、海運業を営んでいた父アルフレッドと、スコットランド人である母ジェーンの間に生まれる(変わり者の性格は叔父譲りとされる)。8歳のときに教会のオルガニストに音楽の手ほどきを受ける。13歳でパリ音楽院に入学するも馴染めず、読書にふける毎日。20歳を過ぎるころから、モンマルトルのカフェやキャバレーでピアノを弾いて生計を立てた。初期のピアノ作品「ジムノペディ」「サラバンド」等は、ドビュッシーやラヴェルに大きな影響をあたえた。30代の半ばごろにはその名が知られるようになり、ことに若い人々の間で熱狂的な支持を受けた。39歳で「スコラ・カントルム」に学生として入学し、3年のあいだ研鑽を積む。
サティのユニークな存在は詩人ジャン・コクトーの知るところとなり、二人の出会いはスキャンダラスな上演となったバレエ「パラード」へと結実した。
サティはしばしば「20世紀アートの預言者」と評される。拍子記号・小節線を排した自由な記譜法や中世の教会旋法の利用、また「必要以上に主張せず、ただそこにあるだけの音楽」として<家具の音楽>を主張するなど、時代を先取りした要素を含んだ作品を書いた。

この曲集は以下の3曲より成る。
◎ピカデリー … 1901年にカフェ・コンセールのオーケストラのために書かれた楽曲。「マーチ」という副題を持つ。
◎もうひとつ別のコラール … 1911年にピアノ連弾のために書かれた4曲から成る「馬の衣裳で」に収められた短いコラール
◎「梨の形をした3つの小品」より小品Ⅱ … 「梨の…」は1890年から1903年にかけてサティがさまざまな機会のために作曲した音楽を寄せ集めたもので、「3つの小品」とあるが7曲から成る。この小品Ⅱは4曲目に当たる。

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【編曲者について】
廣瀬大悟 – Daigo Hirose
富山県滑川市出身。洗足学園魚津短期大学を経て、2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。2006年から富山を活動の拠点とし、独自のプロデュース理念に基づいたステージを制作・発信し続けている。近年の主な公演に「ハナヌスビトの告白」(2014)「脳内焙煎の男」(2015)、「ぶらっく・えぷろん奇譚」(2016)など。トロンボーンクァルテット・クラールのメンバーとして全国6都市で公演を行うほか、Brass Collection、滑川トロンボーントリオなどのローカルユニットでの活動も積極的に行っている。その他、FMとやま「レクサス富山 AMAZING CLASSIC」パーソナリティ、富山市民プラザ主催「クラシック“逆引き”音楽事典」講師、同「音符のおしゃべり」プロデューサー、「クラシックの雫 富山の若き演奏家たちによる室内楽コンサートシリーズ」総合副プロデューサーなど、演奏以外にも活動のフィールドを拡げている。
いっぽうで、トロンボーンアンサンブルを中心とした、管楽室内楽のための編曲を大学在学中より手がけてきた。ジャパン・エックスオー・トロンボーン・クァルテットへの編作提供のほか、洗足学園音楽大学トロンボーン会、山梨トロンボーン倶楽部、仙台トロンボーンフェスティバル、宮村和宏(オーボエ奏者)、ゆめはっと・ジュニア・ウィンド・オーケストラなど、多くの個人・団体から委嘱を受けている。
石川県小松市立高等学校芸術コース非常勤講師。(一社)富山県芸術文化協会平成27年度奨励賞受賞。

2019年1月29日